通信制高校の選び方|後悔しないために比べたい7つのポイント

通信制高校の選び方と、後悔しないために比べたい7つのポイントを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトは雨ニモマケズ高等学校(設置者: 学校法人幸和学園)の公式サイトの公開情報や文部科学省の資料などをもとに編集部が独自に執筆しています。学費・入学要項・説明会の日程は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。記事内には広告を含みます。

通信制高校を調べ始めると、学校の数も種類も多くて、どこから見ればいいのか分からなくなりますよね。『選んだあとで、思っていたのと違ったらどうしよう』と不安な方も多いはずです。

結論から言うと、通信制高校の選び方で大事なのは「自分に合う学び方か」「学費を総額で見たか」「卒業までの道のりが見えるか」の3つです。学校の名前や雰囲気だけで決めると、あとで後悔しやすくなります。

この記事を読むと、通信制高校の形の違いと、比べる時に見る7つのポイント、説明会で確かめるコツが分かります。

目次

通信制高校ってどんな学校?まず仕組みを知っておこう

通信制高校は、毎日教室で授業を受けるのではなく、自宅などで学ぶことを中心にした高校です。全日制や定時制と同じ「高等学校」なので、卒業すれば高校卒業の資格が得られます。

学び方の土台は3つです。文部科学省の「通信制高等学校情報発信サイト」では、レポート(添削指導)、スクーリング(面接指導)、試験に、動画などのメディアを使った学習を加えた方法で学ぶと説明されています。

学び方どんなことをするか
添削指導レポートを出し、先生に添削して返してもらう
面接指導(スクーリング)学校などで先生から直接指導を受ける
試験レポートやスクーリングで学んだことが身についたかを確かめる
メディアを使った学習テレビやインターネットの動画を見て報告課題を出す

出典: 文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト(通信制高校とは?)」

卒業に必要な単位は74単位以上です。修業年限は、通信制の課程では3年以上と決められています(出典: 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」と、同資料に掲載の学校教育法第56条)。

先に結論

通信制高校は「自分のペースで学べる正式な高校」です。ただ、どのくらい通うか、どんなサポートがあるかは学校によって大きく違います。だからこそ選び方が大事なんです。

レポートやスクーリングの詳しい仕組みは、通信制高校のスクーリング・レポート・単位の記事で紹介しています。

広域通信制と狭域通信制、サポート校の違い

学校を比べる前に、言葉の違いを押さえておきましょう。ここを知らないまま調べると、話がこんがらがりやすいんです。

言葉どういうものか
広域通信制高校本校のある都道府県を含め、3つ以上の都道府県で通信教育を行う通信制高校
狭域通信制高校通信教育を行う区域が2つ以下の都道府県にとどまる通信制高校
公立の通信制高校都道府県などが設置する通信制高校。募集する区域は学校の案内で確認
私立の通信制高校学校法人などが設置。学び方や通い方の選択肢が学校ごとに違う
サポート校通信制高校と提携して、学習や生活を支える民間の教育施設

文部科学省の情報発信サイトでは、通信教育を行う区域が本校のある都道府県を含めて3つ以上にまたがる学校を、広域通信制高校と説明しています。本校のほかに、スクーリングや学習のサポートを行うサテライト施設を各地に持つ学校も多いそうです。

『広域通信制高校の一覧を見たい』という方は、同じサイトの「学校検索」が便利です。広域・狭域の別や本校の所在地、通信教育を行う区域で絞り込んで探せます。

広域通信制・狭域通信制・公立・私立・サポート校の違いを整理した図解

サポート校とは?通信制高校との違い

『サポート校と通信制高校って、何が違うの?』と迷う方も多いですよね。文部科学省の資料では、サポート校は通信制高校と提携して通学コースなどを運営する教育施設として紹介されています。

ここが大事なところなんですが、高校卒業の資格は、在籍している通信制高校から出ます。サポート校に通う場合も、生徒は通信制高校に在籍して、両方を利用する形になります。

サポート校はいらない?

「サポート校はいらない」という声を見かけることもあります。実は、必要かどうかは人によって違うんです。

例えば、毎日決まった場所に通って勉強のリズムを作りたい人には、通える場所があると助かります。反対に、自宅で自分のペースで進められる人なら、通信制高校だけで足りることもあります。

文部科学省のよくある質問でも、学校の授業料とは別に、連携する施設が独自に行う活動の費用がかかる場合があると案内されています。学費の考え方は後のポイント4で詳しく見ていきますね。

失敗しないために比べる7つのポイント

ここからが本題です。通信制高校を比べる時は、次の7つを見ていきましょう。

通信制高校を比べる時に見る7つのポイントを並べた図解

ポイント1:学校の形(広域か狭域か、公立か私立か)

まずは、どんな形の学校かを確認しましょう。住んでいる場所から入学できるか、スクーリングをどこで受けるかは、学校の形で変わります。

公立と私立では、学費の水準もサポートの手厚さも違います。どちらが良いではなく、自分の希望に合うかで考えてみてください。

ポイント2:学び方(オンライン中心か、通学型か)

通信制高校の学び方は、学校によってかなり幅があります。オンラインの授業や動画が中心の学校もあれば、週に何日か通うコースを用意している学校もあります。

『家で勉強を続けられるか不安』という方は、通える場所や対面の授業があるかを見ておくと安心です。反対に、好きなことに時間を使いたい方は、オンラインで進められるかが大事になります。

ポイント3:スクーリングの場所と回数

スクーリングは卒業に欠かせない学習です。どこで、年に何回、何日くらい行うのかは学校ごとに違います。

例えば、遠くの本校まで泊まりがけで行く学校もあれば、近くのキャンパスで受けられる学校もあります。家からの距離と交通費まで考えて比べてみてください。

ポイント4:学費は総額で比べる

学費を見る時は、月々の金額だけで決めないのがおすすめです。総額は、次のような費用の組み合わせで変わります。

  • 授業料(単位ごとか、月額か)
  • 入学金・入学時の費用
  • 施設設備費や教材費
  • スクーリングの交通費・宿泊費
  • サポート校や通学コースを使う場合の費用

授業料には国の就学支援金が使えます。2026年4月からは所得制限がなくなり、私立の通信制では年337,200円が上限です(出典: 文部科学省「高等学校等就学支援金・新制度の概要」)。

ただ、就学支援金は授業料のための制度で、入学金や教材費は対象外です。学費の内訳と支援金の仕組みは、通信制高校の学費と就学支援金の記事で詳しく紹介しています。

ポイント5:サポート校を併用する必要があるか

その学校に通う時、サポート校を併用する前提なのか、学校だけで完結するのかを確かめておきましょう。

パンフレットに書かれた費用が、通信制高校の分なのか、サポート校の分なのかも見ておきたいところです。分かりにくい時は、説明会で「卒業まで、どこにいくら払うか」をそのまま聞いてみてください。

ポイント6:サポート体制(担任・学習・進路)

自分のペースで学べる反面、ひとりで抱え込みやすいのが通信制の難しいところです。担任の先生がいるか、相談の窓口があるか、学習の進み具合を見てもらえるかを確認しておきましょう。

進学や就職を考えている方は、進路の相談をどう受けられるかも聞いておくと安心です。友達づくりや学校行事が気になる方は、通信制高校で友達はできるかの記事も参考にしてみてください。

ポイント7:卒業までの道のり

最後は、卒業までの見通しです。卒業には74単位以上の修得と3年以上の在籍が必要で、レポート・スクーリング・試験をこなして単位を積み重ねていきます。

転入や編入の場合は、前の学校で取った単位や在籍期間が引き継がれるかで、卒業までの期間が変わります。自分の場合はいつ卒業できそうか、説明会で具体的に聞いてみましょう。転入・編入の手続きは通信制高校への転入・編入の記事で紹介しています。

不登校の経験があっても通信制高校は選べる?

『中学校にあまり行けていなかったけど、入れるのかな』と心配している方もいますよね。事情は人それぞれで、通信制高校には自分のペースで学び直したい人が多く集まっています。

通信制高校の入試は、学力試験よりも書類と面接を中心にしている学校が多いです。面接では、入学してからやりたいことや、今の気持ちを聞かれることがよくあります。

不登校じゃなくても選んでいい

通信制高校というと「学校に行けなかった人のための学校」というイメージを持つ方もいるかもしれません。ただ、実際はそれだけではないんです。

部活やスポーツ、芸能、創作など、好きなことに時間を使いたくて選ぶ人もいます。働きながら学びたい人や、一度高校をやめてからもう一度学びたい人もいます。

通信制高校のその後が気になる時は

卒業したあとの進路も、気になるところですよね。進学や就職のサポートの中身は学校によって違うので、説明会で「どんな進路相談が受けられるか」を聞いてみてください。

数字だけを比べるより、自分がやりたいことに近い進路の相談ができるかを見るほうが確かです。

中学生のうちに準備しておけること

中学生で通信制高校を考えている方は、高校受験と同じように、秋ごろから情報を集め始めると落ち着いて選べます。説明会やオープンスクールは、保護者と一緒に参加できる学校が多いです。

学校の先生に話しにくい時は、先に家族と説明会に行ってみるのも一つの方法です。パンフレットや学費の表を見せながら話すと、先生にも考えを伝えやすくなりますよ。

出願の時期は学校によって違い、随時受け付けている学校もあれば、期間を決めている学校もあります。行きたい学校が見えてきたら、締め切りだけは早めに確認しておきましょう。

口コミや評判、新設校はどう見ればいい?

学校選びでは、口コミや評判も気になりますよね。ただ、口コミは書いた人の目的や通っていたコースで感じ方が大きく違います。

通信制高校選びの相談でよく出てくるのは、学費の総額、スクーリングの場所、サポート校が必要かどうか、といった悩みです。どれも、入学前に確かめておけば防ぎやすいことばかりなんです。

口コミを見る時は、次の点を意識してみてください。

  • 自分と同じ学び方・コースの人の声か
  • 情報が古くないか(学費や制度は変わることがある)
  • 良い声と気になる声の両方を見ているか

新設の通信制高校を検討する時のコツ

最近は、新しく開校する通信制高校もあります。新設校は在校生の口コミや卒業生の進路実績がまだないので、比べる材料が少なく感じますよね。

そんな時は、実績の代わりに「中身」を確かめるのがおすすめです。学校教育法第一条の高等学校かどうか、学び方、スクーリングの場所、学費の内訳、サポートの体制は、開校前でも説明会で聞くことができます。

説明会・個別相談で確かめておきたいこと

候補がいくつか見えてきたら、説明会や個別相談に参加してみましょう。パンフレットだけでは分からないことも、その場で聞けば分かります。

説明会で聞いておきたいこと
  • 学び方(オンラインと対面の割合、登校の頻度)
  • スクーリングの場所・回数・日数と、宿泊の有無
  • 卒業までにかかる費用の内訳と、就学支援金の扱い
  • サポート校や通学コースの利用が前提かどうか
  • 担任や相談窓口などのサポート体制
  • 転入・編入の場合の単位の引き継ぎと卒業の見込み
  • 入学の時期と出願の締め切り

オープンスクールや見学で見ておきたいこと

説明会とあわせて、オープンスクールやキャンパス見学に参加できる学校もあります。話を聞くだけでなく、実際の場所を見ると印象がかなり変わるんです。

例えば、次のようなところを見ておくと、入学後の毎日を思い浮かべやすくなります。

  • 家から通う時の道のりと、かかる時間
  • 自習できるスペースや、先生に質問できる場所があるか
  • 先生やスタッフの話し方が、自分にとって話しやすいか
  • 同じ学校を考えている人の雰囲気

『人が多い場所は少し苦手』という方は、個別相談を選ぶと落ち着いて話せます。オンラインで相談できる学校もあるので、まずは家から話を聞いてみるのもいいですよ。

比べる候補は2〜3校にしぼる

『比べる学校が多すぎて疲れてしまう』という方もいますよね。そんな時は、通える場所と予算で先に2〜3校にしぼって、同じ質問リストを持って回ってみてください。答えを同じ項目でメモしておくと、家に帰ってから家族と落ち着いて比べられますよ。

具体例として雨ニモマケズ高等学校の場合

ここまでの7つのポイントを、具体例として雨ニモマケズ高等学校に当てはめてみます。2027年4月1日開校予定の学校で、内容は2026年10月時点の公式サイトの記載です。

ポイント雨ニモマケズ高等学校の場合
学校の形広島県の設置認可を受けた私立の広域通信制高校。全国47都道府県と海外から入学できる
学び方オンライン授業と対面授業、スクーリングとレポート学習を組み合わせて選べる
スクーリング年2回程度、東京・大阪・広島の主要キャンパスで実施予定。定期型と集中型を選べる
学費月額50,000円。就学支援金28,100円を差し引くと実質21,900円から
通いやすさ東京・大阪・京都・広島にキャンパス。月曜から金曜、好きな時間に登校できる
サポート担任が一人ひとりをサポート。各地の学習センターでレポートの支援や進路相談
入学新入学・転入学・編入学。随時受付で毎月1日入学可能、選考は書類と面接

開校前の学校なので、在校生の口コミや進学実績はまだありません。そのぶん、学び方やサポートの中身を説明会で直接確かめておくのが大切です。

学校の特徴は雨ニモマケズ高等学校とは?の記事、入学の手続きは雨ニモマケズ高等学校の入学方法の記事で紹介しています。

学校選びの比べる材料として、まずは学校案内パンフレットを取り寄せて、家族と一緒に見てみるのも一つの方法です。

雨ニモマケズ高等学校

まずは資料請求で、学び方と学費を家族で確かめる

通信制高校は、学び方・通い方・学費の組み合わせで合う合わないが決まります。雨ニモマケズ高等学校は2027年4月開校予定の広域通信制高校で、学校案内パンフレットを無料で取り寄せられます。説明会や個別相談(LINEでも可)で、学び方や手続きを詳しく聞くこともできます。

無料資料請求雨ニモマケズ高等学校の資料請求を見てみる

(雨ニモマケズ高等学校の公式サイトに移動します)

よくある質問

通信制高校の選び方で一番大事なことは何ですか?

自分に合う学び方か、学費を総額で見たか、卒業までの道のりが見えるかの3つを確かめることです。学校の雰囲気だけで決めず、説明会で中身を聞いてみてください。

広域通信制高校とは何ですか?

通信教育を行う区域が、本校のある都道府県を含めて3つ以上の都道府県にまたがる通信制高校のことです。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトでは、学校検索で広域・狭域を絞り込んで探せます。

サポート校と通信制高校の違いは何ですか?

高校卒業の資格は在籍する通信制高校から出ます。サポート校は通信制高校と提携して学習や生活を支える教育施設で、利用すると通信制高校の学費とは別に費用がかかります。

不登校だった場合でも通信制高校に入れますか?

通信制高校の入試は書類と面接を中心にしている学校が多く、事情はさまざまな人が入学しています。出願の条件や面接の中身は学校ごとに違うので、説明会や個別相談で確かめてみてください。

新設の通信制高校は選んでも大丈夫ですか?

新設校は口コミや進学実績がまだありません。正式な高等学校かどうか、学び方、スクーリング、学費の内訳、サポート体制を説明会で確かめてから判断するのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 通信制高校は添削指導・スクーリング・試験で学ぶ正式な高校。卒業には74単位以上と3年以上の在籍が必要
  • 広域通信制・狭域通信制・公立・私立・サポート校の違いを先に押さえる
  • 学校の形・学び方・スクーリング・学費の総額・サポート校の要否・サポート体制・卒業までの道のりの7つで比べる
  • 口コミは自分と同じ学び方の人の声を、新設校は中身を説明会で確かめる
  • 候補は2〜3校にしぼり、同じ質問リストで比べる
通信制高校えらび

通信制高校えらび 編集部

通信制高校の選び方や学費・就学支援金の仕組み、転入・編入の手続き、スクーリングやレポートの学び方と、雨ニモマケズ高等学校の学費・キャンパス・入学方法を、公式情報と公的資料をもとに整理している案内サイトです。 公式サイト

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